信州大学医学部第二外科

心臓血管外科部門・乳腺内分泌・呼吸器外科部門のスペシャリスト、
信州大学医学部外科学講座(外科学第二)です。

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基本理念

心臓血管外科部門教授よりご挨拶

第二外科学講座 科長

心臓血管外科部門
教授
岡田 健次

2014年11月1日付けで信州大学 外科学教室・心臓血管外科教授に就任いたしました。神戸大学より赴任し不慣れな環境でありますが、長野県の循環器外科レベルのさらなる向上のため日々精進しております。前任地では虚血性心疾患、弁膜症、大動脈疾患すべての領域をカバーして参りましたので信州大学でもその経験を十分活かしひとりひとりの患者さんに最適な最先端の医療を提供してゆきたいと思います。また緊急対応は得意とするところであり救急患者さんの受け入れに関してはno refusal policy「受け入れ断りません」を私たち心臓血管外科のモットーにしております。常に治療戦略を念入りに計画したうえで最善を尽くし決してあきらめない治療を目指します。具体的な診療内容は、虚血性疾患に関してはより低侵襲な人工心肺装置を使用しないオフポンプ冠動脈バイパス術を第一選択とし、弁膜症に関してはご自身の弁を温存する自己弁温存大動脈基部置換術、僧帽弁形成術を積極的に施行し、大動脈疾患に関しては大動脈解離の積極的受け入れ、胸部、胸腹部大動脈瘤に対する積極的な手術、またリスクに応じ低侵襲治療であるステントグラフトを選択します。重症心不全に対する植込み型補助人工心臓の施設認定も受け治療の幅はより広がっております。
もうひとつの重要なミッションは人材育成・教育でありますが、長野県の循環器外科を支えてゆくにはまだまだマンパワー不足であります。若手医師をリクルートし精神的にも自立した手術のできる心臓外科医を育てることが急務であります。これは未来永劫、長野県の心臓外科レベルを維持させるためには必要不可欠であります。数年後には新専門医制度が始まります。将来外科医を目指す若手医師、学生諸君にとって有益なシステムを構築し、より多くの手術のできる専門医を輩出してゆきたいと思います。その過程でテクニカルスキル(知識,技術)のみならずコミュニケーションスキルをはじめとするノンテクニカルスキル向上も目指さなくてはいけません。外科学は達成感に満ち溢れた大変刺激的な職種です。興味のある若手諸君お待ちしております。
最後に研究は重要であります。医学において「今日の禁忌は明日の適応」といわれることがあります。今日乗り越えられないため禁忌とされていたことが、ひとつのブレークスルー(壁を打ち破る事柄)により明日には適応となることがあります。臨床に役立つブレークスルー研究を行い世界に情報を発信することが我々の夢でもあります。
心臓血管外科チーム一丸となり全力を尽くし地道に精進してゆきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

心臓血管外科部門 教授 岡田 健次